前八ヶ条
貴人点 貴人清次 茶入荘 茶碗荘
茶杓荘 茶筅荘 長緒茶入 重茶碗
後八ヶ条
包帛紗 壺荘 炭所望 花所望
入子点 盆香合 軸荘 大津袋
5月の茶趣 初風炉
茶道は5月から10月までが”風炉の季節。”11月から4月までが”炉の季節”です。炉が畳の上に出るか下に出るかの違いですが、季節の気温の変化に対応する為です。風炉と炉では点前少し異なります。
今月は風炉の初めの月で”初風炉”です。炉が閉じられて部屋が初夏らしく清々しくすっきりとします。
茶の湯の点前は風炉から始まりました。
点前の基本は風炉にあります。しっかり勉強したいものです。
今月は風炉の初めの月で”初風炉”です。炉が閉じられて部屋が初夏らしく清々しくすっきりとします。
茶の湯の点前は風炉から始まりました。
点前の基本は風炉にあります。しっかり勉強したいものです。
6月茶趣
水の扱いが楽しい季節となりました。
写真は”名水点” 名水の井華水を汲み茶を点てる時の点前です。名水には明治神宮の”清正の井”京都の”宇治橋三の間の井”などがあですります。
宇治川にかかる橋の三の間から釣瓶を降して汲んだ水も名水となります。2の間でも1の間でも駄目で3の間でなければなりません。同じ川の流れでも汲む場所によって味が違うことを日本人は知っていたのです。
写真は”名水点” 名水の井華水を汲み茶を点てる時の点前です。名水には明治神宮の”清正の井”京都の”宇治橋三の間の井”などがあですります。
宇治川にかかる橋の三の間から釣瓶を降して汲んだ水も名水となります。2の間でも1の間でも駄目で3の間でなければなりません。同じ川の流れでも汲む場所によって味が違うことを日本人は知っていたのです。
7月の茶趣 水の扱い
夏至も過ぎ 本格的な夏の到来です。
7月5日は精中忌
夏の暑さを楽しむ季節となりました。
七夕 末広筒に梶の葉の葉蓋 等
紙が貴重品の頃、短冊代わりに梶の葉に願い事を書いて笹の葉に吊るしました。
洗い茶巾:客に涼感を味わって貰う為に、茶盌に水を張ったまま持ち出し、客前で茶巾を絞りながら水音を立てて、涼しさを演出します。
7月5日は精中忌
夏の暑さを楽しむ季節となりました。
七夕 末広筒に梶の葉の葉蓋 等
紙が貴重品の頃、短冊代わりに梶の葉に願い事を書いて笹の葉に吊るしました。
洗い茶巾:客に涼感を味わって貰う為に、茶盌に水を張ったまま持ち出し、客前で茶巾を絞りながら水音を立てて、涼しさを演出します。
8月 湿し灰造り
湿し灰造り
炉は灰汁を抜いた湿した灰を使います。湿し灰はサラサラとせず、灰が撒きにくいのと、湿したままおくとカビなどが出てきます。。それで夏の一番暑い日に、灰を直射日光の下で干して殺菌し、丁子湯をかけて揉み解し、サラサラとした灰にする作業が湿し灰作りです。丁子は練香の成分の一つ。
熱い丁子湯をかけて、ござに揉み解しながら広げ、乾いたらまた丁子湯を掛けて広げる、という作業を炎天下で4回から5回繰り返します。
昔、茶人は火事に合うと、湿し灰を持って逃げたとか。
炉は灰汁を抜いた湿した灰を使います。湿し灰はサラサラとせず、灰が撒きにくいのと、湿したままおくとカビなどが出てきます。。それで夏の一番暑い日に、灰を直射日光の下で干して殺菌し、丁子湯をかけて揉み解し、サラサラとした灰にする作業が湿し灰作りです。丁子は練香の成分の一つ。
熱い丁子湯をかけて、ござに揉み解しながら広げ、乾いたらまた丁子湯を掛けて広げる、という作業を炎天下で4回から5回繰り返します。
昔、茶人は火事に合うと、湿し灰を持って逃げたとか。
納涼茶会
厳しい暑さの中 お茶を楽しみました。
冷水点: 抹茶は熱いお湯だと泡が立ちますが、常温では立ちにくくなります。ところが水を0℃近くまで冷やすと、また泡が立ちやすくなります。
夏の暑い日にはこの冷茶は大変美味しく感じられます。
冷水点: 抹茶は熱いお湯だと泡が立ちますが、常温では立ちにくくなります。ところが水を0℃近くまで冷やすと、また泡が立ちやすくなります。
夏の暑い日にはこの冷茶は大変美味しく感じられます。
9月の茶趣 重陽の節句
9月9日は重陽の節句です。この夜菊の花に薄く綿を被せ、翌朝綿が含んだ露で体を清めると長生きすると言われております。これを着せ綿(被綿)と言います。
10月下旬 中置 名残の趣向
秋も深まり段々火が恋しくなると 風炉を畳中央に移動し 客に火を近付けます。
又 今年、壷に最後に残こったお茶を飲む風情を名残と申します。道具も金繕いのあるものなど 詫びた風情を楽しむ季節となります。
又 今年、壷に最後に残こったお茶を飲む風情を名残と申します。道具も金繕いのあるものなど 詫びた風情を楽しむ季節となります。
11月 炉開
11月から炉となります。
5月に摘んだ茶葉はひと夏、壺に入れ冷暗所に保存することによって熟成されまろやかになります。
11月にその壺の口を切って今年のお茶を初めて飲むことになります。炉開き、と言ってお茶人のお正月となります。お祝いに善哉、また粟善哉をいただきます。
5月に摘んだ茶葉はひと夏、壺に入れ冷暗所に保存することによって熟成されまろやかになります。
11月にその壺の口を切って今年のお茶を初めて飲むことになります。炉開き、と言ってお茶人のお正月となります。お祝いに善哉、また粟善哉をいただきます。
12月 夜咄
冬、夜が長いので夜会を致します。和ろうそくの光の中での茶の湯は幻想的で大変風情があります。
光の演出の極みで、手職、短檠(たんけい)、 膳燭, (ぜんしょく)などを使います。
光の演出の極みで、手職、短檠(たんけい)、 膳燭, (ぜんしょく)などを使います。
初釜
一年の稽古始めです。
床に目出度い軸を掛け、結び柳(柳の生命力の強さ、一年を無事行って帰るの意味で柳を輪に結んで掛けます)裏千家では花は、曙椿、鴬神楽、床脇に蓬莱山飾荘をして目出度い会が始まります。濃茶は嶋台という大きな茶盌でいただきます。裏千家では、お菓子は菱葩餅(ひしはなびらもち)をいただきます。
床に目出度い軸を掛け、結び柳(柳の生命力の強さ、一年を無事行って帰るの意味で柳を輪に結んで掛けます)裏千家では花は、曙椿、鴬神楽、床脇に蓬莱山飾荘をして目出度い会が始まります。濃茶は嶋台という大きな茶盌でいただきます。裏千家では、お菓子は菱葩餅(ひしはなびらもち)をいただきます。
2月の茶趣 極寒の扱 大炉
裏千家極寒の扱いです。
普通炉は一尺四寸四方ですが、一尺八寸四方となり逆勝手にけられます、裏千家11代玄々斎が咄々齋に貴人を招くときに、次の間に本席を加湿するために好まれた炉です。
水の扱いで、夏は涼しく。炉の切り方で、冬は暖かに。ということでしょうか。
普通炉は一尺四寸四方ですが、一尺八寸四方となり逆勝手にけられます、裏千家11代玄々斎が咄々齋に貴人を招くときに、次の間に本席を加湿するために好まれた炉です。
水の扱いで、夏は涼しく。炉の切り方で、冬は暖かに。ということでしょうか。
3月の茶趣 釣釜
3月は釣り釡となります。厳しい寒さも少し緩んできます。そんな中、ゆらゆら揺れる釣り釡を見ていると、春めいた気持ちになってくるから不思議です。
4月の茶趣 透木釜
4月は透き木釜の季節です。透き木釜とは羽のついた釜で、それを五徳を使わずに炉壇に透き木を置いて使います。釜の羽で炭の火が隠れますので温かくなっきて火を遠ざけた気分にマッチします。
昔、松永弾正久秀は平蜘蛛の釡を大事にし、信長に攻められて落城する時、誰にもこの釜を渡したくないとの思いで、平蜘蛛の釜を抱いて爆死したとの謂れが残っております。
昔、松永弾正久秀は平蜘蛛の釡を大事にし、信長に攻められて落城する時、誰にもこの釜を渡したくないとの思いで、平蜘蛛の釜を抱いて爆死したとの謂れが残っております。